本記事では、賃貸管理を自分でやるとどのようなことが大変なのか、についてご紹介します。

アパートの購入を検討しているけど、管理って何をすればいいんだろう?
賃貸管理を自分でするメリットとデメリットって何?
とお悩みの家主や家主検討者の方に向けた記事となっています。
- 賃貸管理を自分でおこなう5つの行動
- 元不動産屋が教える賃貸管理を自分でおこなうメリットおよびデメリット
- 元不動産屋が賃貸管理委託を検討している家主へのメッセージ
賃貸管理を自分でおこなうことは、考えるより大変なことが多いです。
本記事で、賃貸管理を自分でおこなったときにどのようなことをしたらいいのか、参考にしてください。
賃貸管理を自分でおこなう場合の基本行動


賃貸管理を自分でおこなうときに必ずやるべき行動があります。
今からご紹介する基本行動5選は、家主業を終えるまでついてくる業務ですので、ぜひ、ご確認ください。
補修・修繕手配
補修とは、壊れたものを使えるように直すことを意味し、修繕とは、直すことはもちろん、元の状態にキレイに戻すという意味です。
入居者からは、時折補修要求の電話がかかってきます。
蛇口やシャワーからの水漏れ、エアコンの効きが悪い、扉の開閉困難などが多種類の補修要求の電話がきます。
また、退去時には、次の入居者を募集するために内装をキレイに修繕しなければいけません。
このような補修・修繕が発生したときには、修理業者への手配をすることになります。
すべての修理内容について、担当業者とつながっているブローカーのような業者を知っているのであれば問題はありません。しかし、いなければ1つ1つの業者に連絡をしなければいけないことになります。
本業をしながら補修、修繕の手配をするのは、なかなか大変な手配業務になります。
建物清掃
物件の内覧者は、自身が決めている条件も大事ですが、何より案内先の見た目を大事にしています。
エントランスがチラシやクモの巣などの汚れ、駐輪場が整理されていないといった簡単な清掃については、定期的にやらなければいけません。
清掃を行う理由
内覧者が、このような汚れを確認したときに思うことは、
- 家主の管理が行き届いていない?対応してくれないかも…
- 入居者層が悪い?
と判断されやすいです。



入居者を集めるためにも、建物清掃は、定期的に実行するのがおすすめです。
家賃管理
生活費やローン返済、確定申告などにも関係してくる家賃の管理はものすごく大事です。
家賃の滞納は、家主の生活費やローン返済につながり、家賃収益では、確定申告にて利益の報告としても使用します。
- 滞納している入居者はいないか
- 当年での家賃収益はいくらなのか
通帳を見せるだけでは税理士の仕事が多くなり、時間がかかってしまうため、パソコンのExcelやノートなどに記帳することをおすすめします。
トラブル対応
家主業をしていると、補修依頼の電話だけではなく、いろいろなトラブルの電話がかかってきます。
騒音トラブルに、犯罪関係、私が1番驚いた経験は、外国人が、エントランスでバーベキューをしているという苦情連絡が来たときには耳を疑いました。
このようなトラブル連絡が来たときは、家主が入居者に注意や貼り紙などの対応をしなければいけません。
言い方や対応を間違えると、相手を逆上させてしまい、解決どころか揉め事の発端にもなりかねませんので、注意が必要です。
不動産屋へ空室報告
入居者が退去し、新たな空室が出たときは、不動産屋にお客さんを案内してもらうために、空室情報を連絡します。
必ずしも連絡する必要はありませんが、自身で賃貸不動産掲載サイトへの登録をすると費用がかかり、貼り紙で対応すると入居者が集まらないなど、すごく困難です。
そのため、1番手っ取り早いのが不動産屋に連絡ということになります。
不動産屋は、お客さんを集めるために空室情報が入れば、賃貸不動産掲載サイトへの登録や、お客さんが来店し、条件がマッチすれば物件を提案してくれます。



家主自らが動くより効率的に動いてくれますので、空室が出たときは不動産屋へ連絡することをおすすめします。
賃貸管理を自分でおこなうメリットデメリット


賃貸管理を自分でやることは確かに大変ですが、しかし、当然メリットもあります。
こちらでは、賃貸管理を自分でおこなうメリットおよびデメリットをご紹介していきます。
メリット
賃貸管理を自分でおこなうメリットは、不動産屋に管理委託したときの管理料が無くなることです。
管理料は不動産屋によって違います。
回収家賃の3%の不動産屋もいれば、5%の不動産屋もいます。
また、10,000円や20,000円などの固定費で管理する不動産屋もいます。
管理料とは、不動産屋に支払う費用のことです。
1つ例をあげると、不動産屋が回収した家賃が50,000円の部屋が10室で50万円としましょう。
その50万円に管理料5%となると、月々の管理料は、25,000円になります。
年間計算すると、30万円です。



約1ヶ月分の利益を管理料として支払っていることになりますが、この費用を削減できるのは大変大きいです。
デメリット
次にデメリットですが、これはタイトルにもあるように、「賃貸管理を自分でやるのは大変」ということです。
いつかかってくるかわからない電話、月々の家賃管理、トラブル対応とやることは多いです。
他にも仕事をしている場合には、より忙しさが増してきます。



入居相談の電話が多数かかってくることもあり、電話が肌身離せないということにもつながります。
賃貸管理の委託を検討している家主へ


賃貸管理は、余裕があれば自分で管理するのが1番と感じています。
理由は、時間です。
管理業が忙しく、自分の時間が取れないようであれば、委託することにより自分の時間を確保できます。
時間が確保できると、自分のプライベートの確保できたり、新たな物件を購入するための検討時間を確保出来たり、他にもたくさんのことができるようになります。
現段階で時間に余裕があるのであれば、賃貸管理を自分でやるほうが経費削減につながるということです。
現状をしっかり分析し、賃貸管理を自分でやるか、委託するか決めてみましょう。
賃貸管理を自分でやると大変についてまとめ


以上、本記事では「貸管理を自分でやると大変!?」という内容について、ご紹介しました。
賃貸管理を自分でやると思った以上に大変です。
賃貸管理を自分でおこなう時の基本行動は多く、他に仕事をしているのであれば、より忙しくなります。
ですが、当然ながらメリットも存在します。
現状をしっかりと把握したうえで、本記事を参考にしていただけたら幸いです。
コメント