家賃滞納者への対応はどうすればいい?対応策と予防策を解説

本記事では、家賃滞納者への対応について、ご紹介します。

家賃滞納者の対応にて、

研究所長

どうやって家賃を払ってもらおう
家賃滞納されないためには、どうしたらいいだろう

と家賃滞納について悩まれている家主に向けた記事となっています。

本記事で分かる内容
  • 家賃滞納者への対応方法
  • 家賃滞納への予防策
  • 家賃滞納の原因

家賃滞納は、油断してしまうと、どの家主にも起こり得ることです。
家賃を滞納されると、家主次第では、死活問題になってしまうこともあります。

家賃滞納を回避するため、本記事を参考にしてください。



目次

家賃滞納者への対応でやってはいけないこと

家賃滞納者に対してやってはいけないことは、命令するように対応、督促することです。

状況にもよりますが、家主側の口調が強いと、入居者も不快に感じて、家賃支払いの話ができなくなります。
最悪、傷害などの事件沙汰に発展しないとも言いきれません。

研究所長

最初は、なぜ家賃が払えないかを確認し、これから払うことができるのか、一括で払えない場合は分割でどのように支払うのかを入居者の状況を確認しながらゆっくり丁寧に話すことをおすすめします。

家賃滞納者への対応策

まずは、家賃滞納者への対応についてご紹介していきます。

ここでは、すでに家賃滞納に悩んでいる家主は、順番に対応策を記載していますので、状況に応じた対応をしていただけたらと思います。

電話やお手紙での督促状にて対応

滞納金が1~2ヶ月くらいの場合、まずは、入居者に電話やお手紙での督促状を送りましょう。
本来家賃滞納はあってはならないことですが、コロナでの失業やケガでの休養などで払いたくても払えない状況かもしれません。

少し待てば払える状況になるのに、入居者に通達しないまま、いきなり弁護士に相談すると、長く入居してくれるはずが不快に感じて退去する可能性があります。

まずは、入居者への電話や督促状で様子を見ましょう。

連帯保証人への連絡

入居者への電話や手紙で反応を得られない場合は、連帯保証人に連絡をしましょう。

連帯保証人には、「催告の抗弁権」と「検索の抗弁権」というものがあり、保証人のように「借主に先に請求してくれ」や「借主が払えるから、私は払わない」といったことができません。

ですので、入居者に連絡がつかない場合は、連帯保証人に事情を説明し、入居者に払ってもらうようにお願いをしてもらうか、代わりに払ってもらうようにお願いをしましょう。

家賃回収業者へ依頼

連帯保証人も連絡が取れなかったり、払わなかったりする場合は、家賃回収業者へ依頼をしてみましょう。

家賃回収業者は、現滞納状況を無料相談で受け付けており、依頼する場合、見積書や借主が支払う場合、支払わない場合などのケースによって対応を変えてくれます。
家主自身でどうすることもできない場合は、家賃回収業者に依頼することも1つの方法です。

ですが、家賃回収業者への依頼は、デメリットもあります。

業者によって報酬は変わり、高いところでは、回収家賃の50%前後の業者もいます。
まったく回収できないよりはマシと考える家主は問題無いですが、依頼する場合は、必ず何社か見積もりを取るようにしましょう。

弁護士に相談し、法的手続きを取る

家賃滞納だけではなく、入居者としてのマナーも悪い場合は、退去してもらうことも視野に入れて弁護士に相談し、法的手続きを取るようにしましょう。

ただ、弁護士に相談する場合、家主も裁判になることを頭に入れて行動しましょう。
上記までの対応策を講じても支払いをしてくれないということは、内容証明郵便を送っても反応なしの可能性が高いです。

その場合、入居者に対して家賃請求や部屋の明け渡しの法的措置をとるようになります。
裁判は、気力も体力も使うので、覚悟して対応するようにしましょう。

費用はかかりますが、これから新しい入居者を迎え、家賃が入金される環境を手に入れるためと思えば、ある程度の費用出費は致し方ないのかもしれません。

家賃滞納を回避する予防策

家賃滞納者への対応を終えても、次なる滞納者を出しては意味がありません。

今後、家賃の滞納者に困らないように、こちらでは家賃滞納の予防策をご紹介します。
予防対策をして、安心した家主業に励みましょう。

家賃保証会社に加入することが入居条件

新しく入居している入居者には、家賃保証会社に加入することを条件にしましょう。

家賃保証会社

家賃保証会社とは、家賃1ヶ月分に相当する保証費用を払います。

入居者が家賃を支払えない場合には、保証会社が入居者の代わりに家主へ家賃が支払われます。
滞納が確認された場合、保証会社へ滞納申請をあげることで、保証会社への振込がされます。

ですが、加入する保証会社によって、振込日は3日~1ヶ月後と差がありますので、ご注意ください。

管理会社に委託

家賃滞納者への対応が大変もしくは、めんどうくさいと思う場合は、管理会社へ委託することも方法の1つです。

管理会社では、家賃滞納者への滞納だけではなく、入居者のあっせんや入居中の入居者への対応、家主からのお願いごとまで対応してくれます。

入居者に対して、家主は何も心配することがなくなりますので、安心です。

ですが、管理会社へ委託すると、毎月不動産屋へ支払う管理料という費用が発生します。
管理会社によって、回収家賃の1%~5%、もしくは数万円の固定料を支払うことになります。

管理会社へ委託する場合は、管理料を確認してから委託するようにしましょう。

家賃滞納をしてしまう原因

家賃滞納は、入居者全員に可能性があります。

今は、コロナの影響で失業者の増幅、ケガや病気などでの休養と理由はさまざまです。
失業や休業から次の仕事への就職、復職とできず、家賃滞納がふくれあがるという流れです。

研究所長

入居者も大変ですが、家賃を払ってもらえない家主も大変です。

そうならないように、しっかりと家賃滞納の予防策をして、家賃に困らないようにしましょう。

家賃滞納者への対応についてのまとめ

本記事では、家賃滞納者への対応について、ご紹介しました。
家賃滞納は、放っておけばあっという間に金額がふくれあがります。

安心した家主業に励むためにも、家賃滞納の予防策を講じ、すでに家賃滞納者がいる場合は、状況に応じた対応策をおこなっていきましょう。

入居者も大変だと思いますが、家賃が払われないと家主も生活ができなくなりますので注意しましょう。

本記事の家賃滞納者への対応が、家主の参考になれば幸いです。

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