オーナーチェンジ物件はなぜ売れないのか?理由と対処法を解説

研究所長

「ネット上にたくさん掲載されているけど、オーナーチェンジ物件って売れないの?」
「どうやったらオーナーチェンジ物件売れるんだろう?」

と購入から売却までのことを悩み、疑問を持たれている購入検討者や家主様。

本記事では、オーナーチェンジ物件が売れない理由や売却するためにやるべきこと、ネット以外でオーナーチェンジ物件の情報を手に入れる方法などをご紹介します。

この記事でわかること
  • オーナーチェンジ物件が売れない理由
  • 売れるようにするための方法
  • オーナーチェンジ物件の情報について

ぜひ、本記事を参考にして、有意義な家主業を迎えるようにしましょう。



目次

オーナーチェンジ物件が売れない理由

投資用不動産掲載サイトには、多数の投資用物件が掲載されていますが、オーナーチェンジ物件はなぜ売れないのでしょうか。

家賃収益で生計をたてる、本業の次ぐ収入を手に入れるなどの理由から、オーナーチェンジ物件の購入を検討されている方がいます。

こちらでは、そのようなオーナーチェンジ物件がなぜ売れないのかについて、ご紹介していきます。

ご紹介する売れない理由を参考にして、優良物件を手に入れる参考につなげていただけたら幸いです。

利回りが適切に設定されていない

投資用不動産掲載サイトに掲載されている投資物件のほとんどは、利回りが低い物件で、投資金額を回収することに時間がかかる物件です。

利回りは、年間で投資金額の1割前後を回収できれば優良物件と言われていますが、なかなか高い利回り物件が紹介されることはありません。

投資金額の回収が遅い物件は、家賃収益による生計を立てるにも、本業に次ぐ収入としても利益率が悪いため、売れない原因となるのです。

オーナーチェンジ物件としての魅力がない

オーナーチェンジ物件の魅力は、高利回りというだけではありません。

優良な周辺環境による住環境や、学生マンションのように年ごとに新しい学生さんが来るような環境。

ペット可や楽器可などの特殊な条件のみで募集している物件などは、すぐに賃貸契約され、空室期間が短いといった魅力があります。

研究所長

このように利回り以外にも魅力がある物件は、オーナーチェンジ物件として売買取引がされることが多いですが、魅力がないと、掲載サイトに乗り続け、最悪そのような物件は、ずっと掲載されているという理由から全く売れなくなってしまいます。

オーナーチェンジ物件は比較的リスクが高いため

オーナーチェンジ物件は、入居者からの家賃で収益を得ることができるので、体を動かさず、収入を得ることができるのがメリットですが、言い換えれば、家賃が入らなければ収入は得られないということになります。

メリット
デメリット
  • 入居者からの家賃で収益を得ることができるので、体を動かさず、収入を得ることができる
  • 家賃が入らなければ収入は得られない

周辺の住環境による物件は例外とし、家賃が相場より高い、周辺物件と比べて内装のレベルが低い、修繕や補修などの家主による対応が遅いといった理由により新しい入居者が集まらなかったり、不満による退去が相次いだりすると、家賃が入りません。

また、内装のレベルを上げるためにリノベーションやリフォームをして、必ず契約してもらえると約束されたわけでもありません。

このようにすれば必ず契約してもらえるというマニュアルがない分、オーナーチェンジ物件は高リスクと言えるでしょう。

オーナーチェンジの売れないを無くすための方法

オーナーチェンジ物件を購入した時には、売る可能性まで考えておかなければいけません。

では、どのようしたら売れるのか。

ここからは、少しでも売却できる可能性を上げるための方法をご紹介していきます。

参考になれば幸いです。

買い手のニーズを理解する

自身が所有している物件をどのように売却していくかを決めていく必要があります。

たとえば、1部屋のみの分譲マンションを売却する場合、購入してもらう人を初心者投資家に向けて売却するのか、利回り重視の方に向けて売却するのかを決めておくと購入者が現れやすいです。

ですが、1人で抱え込み、条件を決めてしまうと、なかなか売却が決まらない可能性があるので、不動産屋に相談し、ターゲット層を決めてから売却することをおすすめします。

購入希望者の不安を取り除く

オーナーチェンジ物件を購入する際は、前述でもご紹介したように高リスクであり、誰でも不安になることがあります。

その不安を少しでも取り除けるように、売却する物件に関わる関係書類は、できるだけ全てを用意し、書類でほぼ物件の現状を分かるようにしておくといいでしょう。

また、空室期間を経験した際は、どのくらいの空室期間があったのか、入居期間はどのくらいだったのかなども合わせておくと、今後の空室募集の際に役立つのでおすすめです。

外観、空室部屋は綺麗にしておく

物を購入する際、どなたにも言えることですが、汚いものを購入する方はいません。

外観、エントランス、室内前廊下などは綺麗にしておき、空室部屋については、補修やリフォーム、清掃などをして、綺麗にしておくと物件への印象は変わります。

費用はかかるかもしれませんが、その分は、売却価格に上乗せすればいいので、見栄えを良くしておくことをおすすめします。

適正価格に値段を設定する

売却することに焦りがなければ、特に問題はありませんが、近隣同類物件と比べ、利回りの低さ、銀行の金利などを考慮し、高いようであれば、減額する方法もあります。

ですが、この方法は残ローンの問題や家主様の金銭的事情もあると思われますので、最終手段としておいた方がいいです。

あまりにも減額するタイミングが早いと、逆に購入者が不審に思い、購入する機会が減りますので注意しましょう。

オーナーチェンジ物件の情報をきちんと仕入れよう

オーナーチェンジ物件の情報は、ネット上で検索することで言えば「楽待」が有名です。

全国にある約50,000件の投資物件が掲載されていて、単身用物件から1棟マンションまで勢ぞろいです。

ネットで気になる物件が見つからない場合は、銀行に相談するのも良いでしょう。
銀行では投資用ローンで貸している分、返済が滞ると、投資物件を回収しにかかります。

この情報を得るのは、銀行が1番早いので、掘り出し物が出る可能性が高いです。

オーナーチェンジ物件がなぜ売れないのかについてまとめ

本記事では、オーナーチェンジ物件がなぜ売れないのかについて、ご紹介してきました。

オーナーチェンジ物件は、投資ですので、先が見えない分どうしてもリスクがあります。

リスクをあるにも関わらず、収益が少ないとなると、なかなか売れないものです。

ですが、投資物件は、株やFXのように、自身の力でどうにもできないというわけではありません。

周辺物件の調査による自身の物件の条件変更や家賃調整などで十分収益を確保することはできます。

家賃という収入を得ることができ、売却するタイミングを迎えたら、少しでも売れる可能性を上げるためにすべきこと3つを実践していきましょう。

無事に売却が完了したら、次の物件でさらに収入レベルを上げていきましょう。

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